2000年大阪ドーム
入賞
時をかさねて…重陽の日に思う
大北 治代さん
(大阪府/病院職員)
 米寿のお祝いに、祖母の思い出の器を使ってみることにいたしました。日本の伝統と現代の取り合わせ。好奇心が旺盛な祖母のために、日本独自の食材を今日は私流にアレンジしてみました。帯はこれからの時代を生きる私が、この鳥のように羽ばたけますようにとの思いを込めて、譲り受けることになりました。美しく時を重ねることはとてもすばらしい。

講評
阪口:
「重陽の日」に関する永年の歴史的色彩や慣習を上手に取り入れ表現されています。現代風(あなた流)にアレンジされた料理には感心しました。箸置きの菊は少々大きすぎますね。

MENU
*鯛のカルパッチョ(みょうが・みつば・鯛は昆布締めにし味付は塩・胡椒オリ−ブオイルなど)
*貝柱の梅ドレッシング(梅肉・オリ−ブオイルなど)
*白葱のマリネ(白葱は白ワインで煮てマリネします。今日はマグロと合わせました)
*柿とチ−ズ(クリ−ムタイプの食べやすいチ−ズを使ってます)
*スッポンのコンソメ(ジェリ−にしています。金箔でお祝らしく)
*伊勢海老のすだち・かぼす風味(オリ−ブオイルでにんにくをロ−スト。塩・胡椒・すだち・かぼす・バルサミコ。黒の塗り碗はぜいたくですが、フィンガ−ボ−ルに使います)
*ステ−キ山椒風味(オリ−ブオイルで焼きます。実山椒をアクセントに、大根・人参を添えて)
*ごまのパンナコッタ(健康とお味、どちらにもバツグンのゴマをたっぷりキャラメルソ−ス)

四 季
記念日 その他
対 象 家族
TALK基本8分類
クラシック
重陽の日にちなんでの菊を感じさせ色と品格ある黒い漆器、グラスで歴史を感じさせて