2015年東京ドーム
佳作
晩秋・吟行の宴
Mel&RINAさん
(東京都/会社員)
 時は秋。油壺吟行の後の宴。仲間と卓を囲み、句を詠む。海辺の自然と落人の古き栄華を忍び、万感の思いを五七五に託す。宴の室礼は、我家に伝わる祖母の書の掛軸と袖屏風。花は野の花。さりげないおもてなし。本漆の盆卓を円陣に配置。器はとっておきの織部の長角皿と今様の丼物セット。食事は土地の旬を生かした略会席風。目で楽しみ、舌で味わう。まさに吟行の愉しみは宴にあり。さあどうぞ、今宵、飲み語り、詠みあかそう!

講評
生方:
盆卓の内陣の配置が、織部の長板皿を囲んでの晩秋の吟行の宴は名句がたくさん。油壷で新鮮な魚介の会席と由緒あるしつらえの贅沢な句会だこと。

MENU
*先付:鮪と胡瓜の酢物
*小鉢:柿の白和え
*造り:獲れたて鯵
*煮物:茄子の湯葉他炊き合せ
*焼物:さざえ
*蒸物:里芋と銀杏の真蒸
*揚物:生鮭と野菜の天ぷら
*ご飯:三崎の鮪と獲れたて自然薯のやまかけ
*香の物:かぶと人参
*止椀:きのこの赤出汁
*水菓子:葡萄と柿
*甘味:栗見立の芋万頭
*飲み物:麦酒、日本酒、焼酎

四 季
記念日 その他
対 象 仲間
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ハードカジュアル