2002年東京ドーム
山下和正審査員奨励賞 
和のしつらい、そして心のもてなし
植木加寿子さん 曽根清江さん
福田里美さん
(東京都、神奈川県/書家、フードコーディネーター、主婦)
 人生半ばにして嗜むようになった筆と土、普段の暮らしに心の贅沢が加わった。「手づくりの温かさ」には懐かしくて和ごころに訴えるものがある。そしてその包容力は、長い間日本を離れていた旧友を迎えるには最高のもてなしとなるであろう。空間を埋める墨の色は、日本古来の雰囲気を呼び、料理で季節の景色を描く。手の力が伝わってくる器を自然に置き、自筆入りグラスに再会の喜びを注ぐと、心和むもてなしに友の笑みが零れる。

講評
阪口:
赤黒白を大変品良く使い、私のもてなしの心を墨の色で上手に表現されているのには頭が下がります。季節を料理で描かれていることも今回のテーマにふさわしい作品です。

MENU
*車海老の酒蒸し金箔添え
*野菜焚き合せ
*鯛のお造り
*松茸のお吸物
*栗ごはん
*小茄子漬け
*白ワイン

四 季
記念日 再会
対 象 友人
TALK基本8分類
モダン
赤白黒の色づかいはハードカジュアルにもクラシックにもなりますが、大変すっきりまとめられモダンな印象になっています