2003年東京ドーム
入選
天空へのいざない
植木加寿子さん 福田里美さん
(東京都/書家、主婦)
 蒼天の星が輝きを放つまでの静寂の刻、短冊のかわりに墨の銀河を描き、牽牛と織姫のかけ橋をつくる。透けて見える天空を見上げると、年は重ねても星にロマンを想う大人の七夕の世界があった。自筆の文字をあしらった皿に季節を盛り、手作りの和紙皿に今日のもてなしの心を盛る。五感を満たしてくれる「流れ」の空間ができ上がると、時代の流れ、季節の流れ、星の流れを語らいながら、ゆっくりと七夕の宴が幕を開ける。

講評
クニエダ:
書家の方らしい静かなテーブルがすてきです。文字を入れた和紙皿を使われたのも、とても個性的です。少し寂しいですが、落ち着いたテーブルです。

MENU
*初皿(吹き寄せ豆腐 星麩を添えて)
*汁物(ハモのすまし汁仕立て)
*造り(地アユの洗い)
*主皿(カニ笹巻きゼリー寄せ 金箔散らし)
*飯(五色短冊ずし)
*甘味(ジュン菜の水ようかん)
*酒(日本酒)

四 季
記念日 七夕
対 象 夫婦、友人
TALK基本8分類
モダン
抽象的なアート感を感じさせるすっきりしたモダンなテーブル