2004年東京ドーム
入選
格子の食卓−親子4代、食卓を囲める幸せを感じて
大山篤子さん
(東京都/主婦)
 私の思いは、祖母達から受け継いだ暮らしの知恵やしきたりを息子に伝えていきたいということ。そんな時間軸を縦糸とすれば国際交流は横糸と捉えられる。古今東西の交差点にいる気持ちを、今回の食卓のテーマに選び格子で表現した。クロスや十字に結んだリボンで格子文様を表わした。また、物を大切にする昔からの知恵(縦糸)と今のエコ的な発想(横糸)の交差の象徴として、家にある箱やリボン、書き損じの半紙をリサイクルして松花堂風の器を作成した。

講評
阪口:
縦糸横糸そして古今東西の交差点など、発想の素晴らしい作品です。松花堂弁当やお重など、今や西洋の器に大きな影響を与えています。テーブルの型が角形なら、より素敵ですね。

MENU
*日本酒、ワイン、水、ジュース
*蒸し物2種(真珠蒸し・帆立シウマイ)
*前菜4種(トマトの出し汁漬け、小芋といんげんの炊き合わせ、揚げ茄子肉味噌がけ、鰯の梅肉はさみ揚げ)
*サラダ
*土鍋で炊いた穴子飯
*自家製漬物
*ビワのコンポート シャーベット添え
*ほうじ茶*格子(交差)の食卓にふさわしく、義母から受け継いだ味、実家の味、息子の好きな味、また東西の味をミックスした我家風融合料理で構成した。

四 季
記念日
対 象 家族
TALK基本8分類
ハードカジュアル
充実したお料理が温かみを伝えます。自由で大胆な器使いは存在感の強さを感じさせ全体ではハードカジュアル