2005年東京ドーム
優秀賞・都知事賞
柿が実った日
住村佳代子さん
(広島県/主婦)
 お隣のご夫妻に、30年前の大切な柿色の有田の器をいただく。我が家で柿が実った日、その器で茶碗蒸しを作り、お二人を夕食にご招待。食卓に柿の一枝を飾り、新旧の器を気ままに選んで配膳し、心づくしの料理でおもてなし。丸い柿に、丸い器達…柿色に染まった食卓に目を細め、故郷の柿ワインを味わいながら、二組の熟年夫婦の和やかな会話は尽きることなく続きます。秋の深まりとともに感じる、ほのぼのとした幸せの時間。

講評
江上:
身近に愛用している器たちを、季節に合わせ、行事にそって、組み合わせて楽しむのがコーディネートの基本。居心地の良い食卓がさり気なく演出されています。

MENU
*栗ごはん
*松茸の茶碗蒸し
*カンパチ薄造り あさつきあえ ワサビ・加減醤油
*サンマのゆず幽庵焼
*柿釜(柿の白あえ、かいわれ菜)
*かぼす釜(菊菜・ナメコ・かぼす酢)
*柿ワイン(広島県産)
*焼酎のお湯割り
*柿シャーベット
*ほうじ茶

四 季
記念日
対 象 夫婦
TALK基本8分類
ハードカジュアル
身近な感覚の器に丁寧に作られたお料理が盛られた、心温まるテーブル。柿の枝に象徴される深まる秋のイメージでハードカジュアル