2005年東京ドーム
入選
里の秋色
庄司由紀子さん
(大阪府/主婦)
 野や山に錦織りなす晩秋。木々の葉が赤や黄に色づき、美しい色の移ろいを見せてくれるのもつかの間。黄金の枯れ葉色が、華やかな最後の秋を謡い上げています。1つの季節の終幕です。“秋の陽はつるべ落とし”といわれる夕暮れの時間を、故郷の懐かしい友人と、遥かな時に思いを馳せながら童心にかえりたいと思います。濃い緑の布で山をあらわし、落ち葉と竹の皮の弁当箱で里の秋の雰囲気をイメージして演出してみました。

講評
クニエダ:
白い壁に里の秋の演出もなかなかです。テーブルクロスも邪魔にならない色で、ほかのものを映えさせています。お料理とセッティングも良く合っていて器もすべて里の秋になっています。

MENU
*お弁当 柿の葉寿司(鮭照り焼き、サツマイモ・ニンジン甘煮、エビ甘煮、花レンコン甘酢、ふき青煮、里いも、きぬかつぎ、こぶ巻、香の物)
*だし巻玉子、タコのやわらか煮とギンナンの串さし、松茸、菊の花の三杯酢<大皿>
*梅甘露煮<盛>
*生菓子
*日本酒
*ほうじ茶

四 季
記念日
対 象 友人
TALK基本8分類
ハードカジュアル
落ち葉と竹の皮で作られたお弁当箱のデザインも質感も懐かしさと野趣味を伝え、テーブル膳田をトータルなハードカジュアルイメージにまとめています