2000年大阪ドーム
大阪市長賞
ようこそ!!「縞井桁絣(しまいげたかすり)でお迎えする井ノ口の里へ」
上松 篤美さん
(岐阜県/国際交流主宰)
 聞こえて来ますか!静寂の中、心深くしみ渡る「民族音楽の調べと幾何学模様の美」。時は緩やかに流れ、演奏会前日少しの緊張気味の民族音楽演奏者K氏、歴博学芸員M氏を優しく包み込む。経糸緯糸は直角に交差し、縞の中に絣を配置し、縞井桁絣は直線的な構成を主体とする。黄色と紅の交染は旧士族の誇りを伝える色と憧れ…。美濃は432年前「井ノ口」と呼ばれていた。食卓は文化を発祥させる要素を充分に含んでいる芸術。準備が整った一汁三菜、尽きない互いの「夢」は食と一緒に楽しく頂きましょう。

講評
阪口:
和と洋の組み合せバランスが巧妙でとても美しい作品です。嫌味のない色彩が、全体の雰囲気を落ち着いた安らぎを与えます。会場での演出が少々窮屈に感じたのが残念です。

MENU
*【一汁三菜/長良川の鵜飼で有名な美濃。岐阜の町の郷土料理は「天然鮎料理」】
*汁 天然鮎のすり身でつくったしんじょうに、庭の山椒と土生姜をあしらう
*向付 長良オブサぶどうと天然鮎のすだちあえ
*焼物 水が綺麗な長良川上流郡上八幡。来客の為に夜釣りをしてくれました、主人の自慢なる一品〈天然鮎の一夜干し〉
*中央の八寸 八寸皿にはレモンを主流に、海の幸〈自家製桜の木のチップでいぶしたスモークサーモン〉山の幸〈オクラに塩、酢を少々添える〉
*酒 長良オブサ産ロゼワイン

四 季
記念日 その他
対 象 友人
TALK基本8分類
クラシック
活用している絣、アンティーク食器、周囲の家具も、背景にある伝統文化を訴えています