2000年大阪ドーム
関西電力賞
花菖蒲の咲く水辺で
西村 三奈さん
(大阪府/テーブルアーチスト)
 風薫る五月。端午の節句に主人の両親を夕食に招きます。花の好きなお二人なので、菖蒲の咲く水辺を食卓に演出しました。結納にいただいた品々がのせてあった、白木の扇の台をお膳に使い「これはあの時いただいた…」と、思い出話にも花を咲かせます。古来、端午は邪気を祓う行事で、菖蒲酒を飲んだり五色の糸を飾ったりしたとの事。昔の風習に倣って草木で五色に染められた布を衝立にかけました。折に触れ、風雅な東洋古来の文化を現代の食卓に合わせ表現出来ればと思うこの頃です。

講評
クニエダ:
すっきりとした色のコーディネートが好きです。菖蒲の色に全てを合わせたのがよかったですし、和風モダンがすてきです。

MENU
*食前酒
*湯葉まんじゅう〈白身魚すり身・卵・エンドウ豆・人参・湯葉〉三つ葉を添えて
*海老のふくめ煮とだし巻き玉子
*鯛と穴子の粽ずし〈鯛を昆布じめにし、おすしにする。焼いた穴子をすし飯にまぜる〉
*牛フィレのたたき風〈牛フィレを赤ワイン・塩こしょうで表面を焼いてスライスし、たたき風に。醤油のタレで頂く〉
*さごしの酢の物〈さごし・きゅうり・大根・人参を三杯酢で和え、卵の黄身の裏ごしを飾りにかける〉
*豆ご飯
*季節のフルーツ〈メロン、いちごなど〉

四 季
記念日 その他
対 象 家族
TALK基本8分類
エレガント
紫を柔らかい木の質感・カラーと合わせた感覚がエレガント。デザイン的には大胆さも