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東京都歴史文化財団「江戸東京博物館」都市歴史研究室推薦!


 

 
B4判 オールカラー388ページ(ケース入り) 撮影・編著 竹前俊治/監修 大江戸 睦
定価 本体14,286円+税 ISBN4-901359-30-4
 

金田 龍之介(俳優)

  
 
「袢纏ものがたり」に寄せて
 
私が育った劇団新派はお祭りが好きで、劇場挨拶の時には男優は揃いの袢纏、女優は出の着物で勢揃いして観客席にご挨拶した。粛々と花道を揃って出て行くと気持ちが引緊って背筋が伸びた。凛々しい侠気と云うか、晴れ姿のようなときめきを感じた。江戸時代の庶民の伝統の力強さを感じた。全国にわたる「袢纏ものがたり」に登場する人達の姿を見て、簡素の中に得も言われぬ日本人としての誇りを味わう。若い人達にも大いに盛り上げてほしい。外国人だってその威勢のよさに憧れる程だ。日本人ここにありだ。私もお祭り男だと自分でも思っている。子供の頃、大阪で日吉神社の夏祭りに、母にせがんで、母が徹夜で仕立てた御近所の着物の縫い賃を手渡され、社務所に行って藍染めの袢纏をもらって、においを嗅ぎながら抱きしめて帰った遠い日のことが心に残っている。神輿の乱舞する祭の日は町を素通り出来ない。ちょっぴり他所者の旅情も感じるのだが・・・。
 
内容紹介

〔目次〕−164の団体名が並びます。各団体を2ページずつでご紹介しています。
 江戸の昔から祭りは庶民の文化、庶民の娯楽でした。地元の歴史と密着した祭り、祭りの華神輿を支える睦・同好会。彼らは、町火消しの伝統を受け継ぐ会であったり、町会と密接にかかわり町を支える会であったりします。この睦・同好会の袢纏を中心にそれぞれのこだわりを徹底取材しました。
オリジナルの袢纏、会の名称・詳細はもちろん、手拭、扇子、提灯、巾着などの小物類から、歴史に残るエピソードまでご紹介しております。
最後にはフリーページをご用意。
実際に訪れたお祭りの記念パンフレットや写真などを貼ってオリジナルの書籍としてどうぞ!

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